こんにちは!たつきちです!
この記事は前回の“【初心者向け】フカセ釣りの基本について解説!(準備編)”の続きになります。
準備項目がわからない方はこちらの記事を参考にしてください。
刺しエサをつける
仕掛けの準備ができたら刺しエサをつけていきます。
エサはオキアミを使用することをおすすめします。
オキアミとは
刺しエサとは針に付けるエサのことで磯釣りでは主にオキアミを使用します。

見た目はエビのようですが、プランクトンの一種で、南氷洋で捕獲される甲殻類です。
釣りエサとして導入されたのは昭和40年代といわれており、海釣りで幅広く使用されています。魚を寄せる撒き餌さや、魚を針に掛けるための刺しエサ(付けエサ)として非常に使い勝手がいいです
陸っぱりの釣りから船の沖釣りまで、幅広く使用されておりオキアミで釣れない魚は少なくどんな魚も食いつく万能エサです。
オキアミのつけ方
オキアミのつけ方は好みで分かれますがここでは基本のつけ方の”腹掛け”を紹介します。
基本のつけ方はまず、尻尾を取ります。取った尻尾からオキアミの形に添って針を刺していきます。

仕掛けを投入する
ここから、いよいよ海にエサを投げて釣りを行っていきます。
投入するポイント
仕掛けを投入
仕掛け投入する手順は以下を行います。
①撒き餌をポイントに投入し魚を寄せる
②撒き餌のポイントに仕掛けを投入する

投入の順番を逆にしたりして魚の反応が変わるか確認しながら釣りをすることが大事になります。このような小さな差で釣果が大きく変わることもあります。
仕掛けを流す
潮の流れが速い場所は避ける
海には流れがありこの流れのことを潮の流れと言います。一般的に潮がよく流れる場所に魚が集まると言われています。その理由としては流れのある所にはプランクトンが沸きやすくそのプランクトンを食べに魚が集まってくるからです。
では、なぜ初心者は潮の流れが速い部分を避けるのか。2つ理由があります。
1つ目は、この潮の流れが速いと仕掛けと刺しエサの同調が難しいためです。冒頭でも説明しましたがフカセ釣りは竿から垂らした仕掛けを撒き餌に紛れ込ませることが重要な釣りです。
仕掛けと撒き餌が同調していないと魚が違和感を感じてエサに食いつきにくくなります。
経験が浅いうちは流れのゆる緩やかな場所で仕掛けと撒き餌の同調を確認しながら始めてみましょう。
2つ目は、隣で釣りをしている人と仕掛けが絡まってしまうリスクがあるためです。フカセ釣りの仕掛けは地面から浮いており、初心者のうちは潮の流れで隣の釣り人の仕掛けに絡まってしまうということが多々あります。
そのため慣れるまでは釣り人との間隔を広く取り、流れの緩やかなところをおすすめします。
テトラやカケアガリなど地形変化のある場所を選ぶ
テトラやカケアガリのある場所にはたくさんの魚がいます。チヌなどもこのような地形変化のある場所を好むのでこのようなポイントがあれば選んでみることをおすすめします。

エサ取り(小魚)が沸いていない場所を選ぶ
フカセ釣りは1本の針に刺しエサにをつけるため小さい魚が沸くと釣りになりません。近くでサビキ釣りをやっている人がいたら小アジやイワシなどが群れている可能性があるので離れた場所をおすすめします。

エサの準備
エサの選び方
フカセ釣りの撒き餌は、配合餌と呼ばれる粉状の餌と生オキアミを混ぜて作ります。

配合エサ、生オキアミどちらも、どの釣具店やエサ屋でも置いてあるので簡単に購入できます。
配合の割合の目安は配合エサ(3㎏)とオキアミ(3㎏)の割合で大体6~7時間分くらいになります。
配合エサ(集魚剤)
配合エサは種類がたくさんあり、どれを選んだらよいか迷うと思いますが、基本的にグレ用のエサは比重が軽くゆっくり沈んでいくため底よりも浅いタナを狙うのに適しています。チヌ用のエサは逆に比重が重く、底を狙うのに適しております。

とは言えそれでも何を選んだらよいかわからないと思います。
僕のおすすめはチヌパワームギスペシャルです。まとまりもよくチヌなどの大好きなムギが大量にはいいており非常に使いやすくおすすめです。
オキアミ(配合エサ用)
撒き餌に混ぜるオキアミは基本的に生オキアミを使用します。1.5㎏や3.0㎏のブロックで販売しています。撒き餌の一部を刺しエサとしても使用できたりオキアミを自分好みの大きさに刻むことができます。

また、ブロックの場合、必ず解凍を行う必要があります。釣りに行く道中のエサ屋では事前に電話で解凍をしてもらうこともできます。家で解凍する場合は解凍の際にオキアミの汁が漏れるおそれがあるので必ずバッカンに入れて解凍をしましょう。
中にはスライスと言って細かく刻んであるものもあります。好みによって使い分けましょう。

オキアミ(刺しエサ)
撒き餌のブロックから刺しエサを取るのもよいですが刺しエサ専用のオキアミを使うのもおすすめです。撒き餌のオキアミは未加工で柔らかく初めての方には少し使いにくいです。刺しエサ専用は少し硬くて針に刺しやすいため使いやすいです。
撒き餌さの作り方
撒き餌の作り方の基本は以下の5stepになります。
①刺しエサを取る…刺しエサを購入する場合は不要
②オキアミを砕く…お好みの大きさに砕く
③配合エサを投入…割合の目安はオキアミと配合エサを1:1
④混ぜる…オキアミと配合エサが均一に混ざればOK
⑤完成…バッカンで作る場合も工程は同じ

あとは釣り場についたら海水を加えて柄杓で投げやすい硬さに調整したら、撒き餌の準備は完璧です。
タックルの準備
ここまで出来たらタックル(竿やリール)の準備を行っていきます。
竿のガイドに糸を通す
はじめに竿にリールを取り付けた状態でガイドに糸を通していきます。キャップについた糸通しを使えば簡単に糸が通ります。
仕掛けを作る
ガイドに糸を通したらその状態で仕掛けを作っていきます。糸に通していく順番としては①ウキ止め②シモリ玉③ウキの順番で通していきます。
道糸とハリスを結ぶ
道糸とハリスを結ぶ方法はサルカンを使った結び方と直結の2種類があります。
サルカンを使う

サルカンは道糸とハリスを結ぶための道具で以下のようなメリット・デメリットがあります。
糸の寄れができにくい
仕掛け交換が早い
サルカンの重みで仕掛けが沈む
サルカンでおもりになり仕掛けが屈折する
結び方はYouTubeの動画でわかりやすく解説しています。
直結

直結とはサルカンを使用せずに道糸とハリスを直接結ぶ方法です。
メリット・デメリットについては以下になります。
道糸から針までシンプルなため仕掛けがなじみやすい
結び目の強度がサルカンより強い
糸の寄れができやすい
仕掛け交換に時間がかかる
直結結びの方が仕掛けがなじみやすく強度もあるためおすすめです。
こちらも結び方はYouTubeでわかりやすく解説しています。
針結ぶ

針とハリスの結び方は複数ありますが外掛け結びを覚えておけばまず困りません。
はじめのうちは針とハリスが結んだ状態で売られている物があるのでそちらを使うのもいいかと思います。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
釣り場に着くとワクワク感が止まらなくて早く釣りを始めたくてうずうずします!
そんな時、事前に準備内容を抑えておけば釣り場についてからスムーズに釣りが開始できます。
この記事がこれから釣りを始める方のお役に立てれば嬉しいです。
では!
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